みなし配当課税

みなし配当課税
一般の株式の譲渡に対する課税の取り扱いと、会社が行う自己株式取得に対応して売却(譲渡)した個人株主に対する課税の取り扱いは異なります。
(みなし)配当所得=交付金銭の額-自己株式対応資本金等の額
例:個人Aが個人Bに売った場合と会社売った場合(自己株式取得に対応して)違い
個人A 取得単価 売却株数 譲渡原価  
  @500 400 200,000  
@750 600 450,000  平均単価  
1,000 650,000 650 (額面金額500円)
個人A→個人B1,000株 @750で売却
750円×1,000株-650円×1,000株=100,000      (譲渡所得)
仕訳 現預金 750000 株式 650000
譲渡益 100000
個人A→会社1,000株 @750で売却
500円×1,000株-650円×1,000株=△150,000   (譲渡損失)
250円×1,000株=250,000(みなし配当)
仕訳 現預金 750000 株式 650000
  譲渡損 150000 みなし配当 250000
譲渡対価 750,000          
みなし配当 250,000
1株当り資本等 500,000          
   
譲渡原価 650,000        
  売却損  150000